■仮組・洗浄・塗装■

 おおよその加工が終わり、仮組みしてみます。全体のバランス確認のためにも、面倒ですけ
ど塗装前の仮組はした方がいいです。僕としては、コアブロックの長さ短縮で、バランス的にも
落ち着いたかなと思ってます。まあキットオリジナルの写真がないので、比較しないとわかりに
くいかもしれませんが。 

  塗装前のパーツ洗浄というのは結構重要な作業のはずですが、雑誌なんかでも、あんまり
詳しく紹介されてるのを見たことがありません。私の場合、塗装前には台所用中性洗剤でパー
ツを水洗いし、よくすすぎ、乾燥させてから塗装に入ります。


 ↑ 仮組の状態。全体の確認のため、面倒だけどやっ
  た方がいいです

  赤を塗るためのマスキング。マスキングテープを →
  節約するために、広告の紙切れを切って利用

 塗装です。まずは下地塗装として、ファントムグレーで全体を塗装。このファントムグレーは、
ほとんど黒に近い色です。ここから、白→青(ガンダムカラーブルー1)・赤(同レッド1)と順番
に塗り重ねていきます。いわゆる「MAX塗り」に挑戦してみようかということです。ただなにぶん
はじめての挑戦ですので、うまくいくかは自信ないです… 
 まあ、これまで私がよくやっているベースホワイトの下地塗り塗装よりは、黒がベースになると
深みのある色が出るかなとは思ってやってみました。 

 単色成型の旧キットですので、塗り分けにはマスキングが必要です。コアブースターの場合マ
スキング箇所は、やりやすい所ばかりですが、やはり手間はかかります。テープを細かく切って
貼り付けたり、貼った後でカットしたりして… とにかく根気よくやりましょう。 

 写真に映ってるのは胴体本体で、細部はテープマスキングで、大きな面積の部分は広告を
切り取ってテープで貼り付け、マスキングテープを節約します。例えばホンモノの電車の塗装と
かでも、新聞紙でマスキングして塗装してるのを見たことがあります。意外とポピュラーな方法
なのかな?

■自作デカールでマーキング■

 全体の塗装が出来ればナンバーを貼りましょう。
 劇中では途中から、コアブースターにはマークがつきました。005と006で前者がスレッガー
用、後者がセイラ用になっています。このマーキングナンバー、プラモの箱絵にも描かれていま
すがなにぶん23年前のキットしかも定価300円、シールなんか付属するわけもありません。
で、市販のマークを利用して貼ろうかと思ったものの、近くで入手できず…結局、自作してしま
いました。 

 自作の方法はポピュラーなもので、WAVEのクリアデカールにインクリボンプリンタで印刷し
ます。この「インクリボンプリンタ」がくせ者で、一般人(←?微妙な表現だ…)の方はその存在
をご存じないと思います。ALPS社のMDプリンタがこれにあたるわけで、私の場合はMD−5
000を使ってます。自作デカールを作るつもりのある人は大概所有していると思われる、コア
なモデラー御用達のパソコン用プリンタです。 

 必要なのは数字のみなので、一太郎で
適当な大きさ・フォントの文字を書いて、赤
で直接印刷しました。そして今回の場合、
貼り付ける部分の下地が白色なので、下
地の色が透けて見える心配はありませ
ん。 
 機材がそろってるので、テストプリントも
含めて製作所要時間約5分程度。市販デ
カールを探し回るより、作った方が速いで
すな。

 この自作デカール。ただ印刷しただけではインクリボンが大変剥がれやすく、表面をこすれ
ばすぐに剥がれてしまいます。ここで悩むのは表面保護をどうするかということ。 それには、水
性トップコートが一番無難で安全です。ただその場合、その上にラッカー系の塗料は塗れなくな
ります。それに水性塗料は、どうも長期の保管の際には水分を吸って表面が変質してしまうよ
うな気がして(←実際どんな環境でどうなるかは不明ですが)私としては心配なので、全体の仕
上げクリアーはラッカー系でやりたいところ。 

 ということで、今回の自作デカールは表
面保護なしのまま貼ってみることにしまし
た。この場合、インクリボンが剥がれない
ように注意しながら作業をしていきます。
そして貼った状態がこの写真です。まあ、
なかなかのものかな? マークが入るだけ
で、印象が変わりますね 。

■完 成■

 デカール貼りと平行して墨入れをします。ばらばらの部品を組み立て、つや消しクリアーを全
体に吹いて仕上げます。さあ、完成しました!





 ランディングギアは差し替え式にしました。とは言っても、単に両面テープで仮止めするだけ
の話ですが。


 背後から。キット付属のノズルでも、そんな
に見劣りしないです。(右写真→)

 キャノピー。乗っているのは青服のスレッガ
ー中尉のつもり。やはり苦労してもキャノピー
のクリア化改造はやってよかったです。
  (↓下・右下写真→↓)


 HGUCシリーズとのバランスを考えて、できるだけすっきりと仕上げることを心がけました。で
すので、表面のスジ彫りの追加等は行わずに、墨入れもあまり目立たないように入れたつもり
です。MAX塗りの効果は…あんまり影響なかったですね。塗装の表現に関しては、今後も研
究していきましょう。
 全体的には、すっきりとした出来映えで、私としてはほぼ納得の仕上がりです。

 さて、今回作ったのは、005号機でスレッガー機となります。キットはもう一つ買ってあるの
で、そのうち2機目の006号機も作ってセイラ機も再現したいところですね。



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