103系フリークの私としては、かねてから作りたかった奈良電車区の103系大和路色。つ
いに完成しました。環状線用オレンジの8連は過去に製作していて、それと並べることが出来
るので、4連+4連の8両編成としました。中間のクハ2両を抜くと、6両編成にもなりますし。


 ベース車輌は、KATOの新103系4両セ
ット2つ。手元にあった常磐線用と、オレンジ
色非ATC車、これは大阪環状線用なのか
な?
 関西には高運転台車はあまりないので、
これを低運転台に改造するのと、戸袋窓を
全部埋めるのが今回の加工の要点です。

After  ←  Before
 前面は、ヘッドライト・方向幕・運転席窓を
いったん埋めてしまいます(写真左)。

 そして新たに窓を開け直し、t 0.5プラ板
をはめ込んで斜めに接着。これが新しい前
面窓のベースになります(写真右)

 新たに開け直す開口部、前面窓・方向幕の部分に、押さえ金の表現となる t 0.13極薄プ
ラ板を貼り付け、その後中をくりぬきます。ヘッドライト、前面手すり等はタヴァサのパーツ化
します。1両だけ高運転台車なので、手すりのみ交換です。

 ヘッドライトは元の位置とほとんど同じ位置なので、改造後も元のレンズを利用して点灯で
きるようにしました。方向幕は位置が異なるし、ちょっと面倒なので非点灯で割り切りました。
 この模型加工で、戸袋窓埋めが最大の難
所です。8両全部でなんと、124カ所ありま
す!

 これまでの定番加工は 「プラ板+瞬間接
着剤で隙間埋め+ペーパーがけ」 でした。
上に書いた前面窓はこの方法で埋めてま
す。ただ、瞬間接着剤は堅くて削りにくいの
で、今回は半分の車輌は、エポキシパテで
埋めてみました。

 このエポパテは削りやすく、作業がはかど
りました。

 塗装は、ベースホワイトで下塗り、傷の修
正後、前面白帯部分をマスキングして、グリ
ーンマックスの黄緑6号を全体に吹きます。

 手すりがあるので、写真のようにマスキン
グしましたが、ここはやはり、白帯部分の手
すりは塗装後の後付にして、平面状態でマ
スキングした方が楽でした。

 前面より面倒なのが屋根のマスキング。
綺麗に塗り分けるために、丁寧なマスキン
グが必要です。さらに別パーツに見せるた
めに、入り隅にスジ彫りしています。

 マスキングの知恵として、右上写真のよう
に、テープ省略のために、大きな面積を覆う
のにキッチンペーパーやら広告の紙切れな
んかを利用することがあります。
 で、完成しました。下の写真、左奥が改造前・右手前が完成後です。窓埋めと屋根の塗り分
けで、ずいぶん印象が変わるものです。
 こちらは中間車のモハユニット。パンタグラフ周りの配管は、いつものように真鍮線とかでデ
ィテールアップしています。
 完成状態の、8両編成全体を写真に撮るのは至難のワザなんで、加工途中の写真を中心
に掲載してみました。
 この模型の完成で、私のコレクションで大阪環状線を走る車輌がまたひとつ充実しました。


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